廃屈な日々〜旅と廃墟の回顧録〜

静岡県を中心にちょっと違った旅の記憶と記録。

群馬県 伊香保温泉を歩く

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日本の高度経済成長期の観光を支えた全国の温泉地。

平成の世になり日本全国の温泉街が軒並み廃れていったのは記憶に新しい。

 

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群馬県にある伊香保温泉は都心からのアクセスも良く、現在も人気のある温泉地だ。

 

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伊香保温泉のシンボルといえば石造りの階段だろう。

400年の歴史を誇るらしい。伊香保温泉を知らなくともどっかで見たことあるかもしれない風景だ。

 

この既視感は何だろうと考えていると幟が目に入る。

 

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か・・頭文字D!!

群馬県といえば頭文字Dなんだよなー。

ここは劇中で主人公たちのホームである秋名山のモデルになった榛名山の中腹。劇中でも何度か登場している場所だ。

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写真撮った時は気づかなかったけど背景の小さいキャラも登場人物で構成されている。細かい部分も楽しめていいね。

池谷先輩はここでも不遇っぷりを発揮しておりますなー。しげの秀一先生特有のフォントで「ぐんま」も大変よろしい。

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階段の何処かにこんなマンホールまである。兄弟仲良く温泉といいですね。

 

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さて、さすが人気観光地のシンボルということで観光客が多い。

温泉宿からお土産屋、射的場もある。ちょっと建物の老朽化が気になるけど、それも含めて情緒溢れる風景。

温泉街に来たという気持ちにさせてくれること間違いなしだ。360段歩くのはちょっと大変だけど。

 

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この「湯の花まんじゅう」は温泉饅頭の発祥を自称しているが本当なのだろうか。

他の温泉街でも似たような話を聞くし、自称千と千尋の神隠しのモデルと同じくらい真偽不明なものだ。

 

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てっぺんには伊香保神社が構えている。

 

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ここまで来る中で廃業した旅館はチラホラあったが賑わいのある場所で間違いがない。

時々場違いな店こそあるが、観光客の陽のオーラで中和されている。

 

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るんるんですよ、るんるん。石段沿いにも色々あって侮れない。

 

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人の波は階段の上下に留まっている。

 

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階段から数メートル離れるだけでなかなかの寂れ具合。

人気のある観光地といっても温泉街の現状がこれだ。巷ではレトロやエモいが持て囃されているが突き詰めるとこうなる。

 

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賑わいを見せていた石段とのギャップが凄い。人の気配がまるで無いのだ。

 

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それでも情緒ある風景に留めているものから、やっぱり末期状態のものまでよりどりみどり。

 

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廃業した旅館。かなり年季を感じさせられる建物だ。


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大規模なホテルや旅館は賑わっているものの、中規模になると建物の老朽化が目立ち、小規模な旅館はほとんどが廃墟となっていた。

この辺りは資本力の違いがモロに出るところ。伊香保温泉でも大江戸温泉物語伊東園ホテルが強い模様。

 

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これもさっきの石段からそう遠くない光景。

 

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民家も含まれるかもしれないが坂道に建てられた木造住宅のほとんどが廃墟だ。

緑に侵食された住宅街。ここは廃村かと錯覚してしまう規模だ。遠くの山々と連なって神秘的にも見える。

 

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徐々に大人の匂いがするゾーンに突入。

 

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こういう路地裏はドキドキする。

 

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階段のある風景っていいよね。

こういう日常に溶け込む階段風景が好きだ。

 

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こういう町に来て丸窓を見つけるだけでHAPPYになれる。私はいい趣味を持ったものだ。

 

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猫ちゃん。居眠りの邪魔をしたのか威嚇された。それでもすぐに私のことなど気にせずまた眠っていた。

 

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さて、次はいよいよ伊香保温泉の裏側へ。