廃屈な日々

廃色の景色を求めて西へ東へ

仙台浅草 宮城県仙台市

杜の都・仙台の浅草

残雪ある朝の仙台駅。

前回は仙台の銀座。今回は何と浅草。

正直、銀座を冠する場所なんて日本中どこにもある。しかしながら浅草は珍しいのではないでしょうか。

 

JR仙台駅から仙山線で二駅。北仙台駅に浅草がある。

 

駅前の通りを歩いて数分。二軒の長屋の間に形成された横丁が仙台浅草。

 

”であいといこいの街”仙台浅草の看板が並ぶ通り。

 

居酒屋やスナックが中心の飲食店街といったところか。

 

どことなく昭和の香りが漂う店舗。

浅草寺よろしくお守本尊堂。

 

もう少し進んだ所に仙台浅草のキャッチコピーと地図が掲示されている。

 

”あつい人情せんだいあさくさ”

”あかるく楽しい平和な下町”

 

”であいといこいの街 仙台浅草”

さすがに本家みたいに常香炉は無いみたいだが守護本尊様の他に観音様がいらっしゃるようだ。

 

仙台浅草のルーツはこの場所にあった材木商店とされている。

さらに遡るとこの場所は仙台鉄道という路線が通っていたが、戦前の1937年に廃線となった。その廃線跡を利用して翌年に材木商店が開業。戦後に廃業してしまうが、その跡地に1958年「北仙台駅交易センター」として日用品の市場が開業。形成された商店街は東京の浅草にあやかりたいとのことから「仙台浅草」と名乗るようになったみたいだ。

 

時代の流れと共に日用品市場から飲食店街に変わった経緯は仙台銀座と同じというのか闇市由来の商店街に良くある話だったりする。

 

こちらが観音堂

 

看板からもうひとつ気になる単語が「念彼観音力デー」なる2の付く日は何かお得になるみたい。この記事を執筆するまで「念彼」でなく「念波」と読んでいたのは秘密。どちらにせよ宗教ちっくで怪しい響きがいいっすね。

 

ちなみに、Googleのaiによる概要では以下の通り。

「念彼観音力」は「ねんぴかんのんりき」と読みます。観音経にたびたび登場する言葉で、災厄や災難を消除するご利益があるとされています。

 

こういう趣味を持ってると変な知識ばっか増えるなぁ。

 

レトロといえばレトロだけど、新そうな店も思いのほか多い。

これは2011年の震災が関係していて、店主の高齢化やリーマンショックの煽りなどで一時期は空きテナントだらけになったみたいだが、被災された若手店主の出店等で解消されたということらしい。

 

全長は100m程度と短い横丁のため通りすぎるのはあっという間。

こちらには浅草の提灯看板。

 

以上が仙台浅草。

銀座ではなく浅草にする目の付け所が光る場所。名前だけで常香炉も花やしきも無いけどね。仙台の繁華街からはちょっと離れるが1時間あれば見て帰れるため乗り換えの合間なんかに時間があればオススメ。