茨城ブラックマンション巡り②

前回の土浦ブラックマンションに続いて茨城県の誇る未成廃墟。
1991年に着工したが9階建ての3階までできた所で工事が中断されてしまった物件。年代的に見て土浦や伊東の軍艦マンションと同じくバブル崩壊の煽りってやつだと思われる。


近づく者を寄せ付けない緑に囲まれた要塞はどんなものでしょう。

この写真から分かるように真鶴のブロックアートみたいにグラフィティの宝庫となっている。



中途半端に作って放置された物件らしく残留物どころか内装すら残っていない。無垢なコンリートは彼らにとって恰好のキャンパスになる。



室内の壁という壁にグラフィティ。

配管の穴もそのまま残っていた。どこに危険があるのか分からない。足元の警戒は怠らず進もう。


2階へ。


こちらも1階と大きな変わりはない。
雨水が溜まり苔の生えたコンクリートのディストピアっぷりは悪くない。



グラフィティのレベルにはバラツキがあり、小学生の落書きレベルの物も少なくない。

わざわざ見るような作品は無さそう。
その辺りも期待していたため拍子抜けもいいところだ。

・・・なーんて思ったのも束の間のこと。
3階のとある部屋に辿り着くとそんな思いは一蹴されるのであった。

!?

!!!!

しゅ、しゅごい!
新しい学校のリーダーズのSUZUKAさん。まるで写真みたい。

呪術廻戦のおにぎり先輩。
うわーかっこいいなぁ。このままTシャツにしても通用しそう。

この子は版権キャラなのか分からないけど可愛いです。

急にレベルが上がりまくってびっくり。上級者ほど上で描けるシステムなんすかね?


他の部屋も低層階と比べて見応えあるものばかり。

2020年といえば志村けんさんが亡くなった年か。もう5年前になるということが信じられない・・・。

こっちはMAKI THE MAGICさんの追悼。キエるマキュウのCDジャケットに使われてた漫☆画太郎の地獄甲子園3巻表紙。



見応えがあったのはこのくらいか。
殺風景ながらこのくらい密度が濃く描かれると海外のスラム街というのか90年代アメリカの地下鉄感があって独特な雰囲気を感じることができる。

4階部分というのか実質屋上となっている部分へ行こうか。


本来なら繋がるはずだった無数の鉄骨がずらり。


転がる椅子が物悲しい。

この時点でだいぶ満足。残りをさくっと回ろうか。

この時期の廃墟は緑が美しい。
探索する時は藪漕ぎ・虫・暑いの三重苦なのだが被写体としては最高の一言。


有刺鉄線で覆われた部分はエレベーター室。入室すれば一瞬で奈落の底だ。


基本的にどこも同じ風景。見返してもなんと無くでしか覚えていない。




階段部分。
全体的に以前よりも燻んできてブラックな印象が強くなった気がする。

1階のエントランス。
一つ目の羽の生えたイラストは全国の至る所で見たことがある。

放置されている無数のオフィスデスク。不法投棄ダメ絶対。

以上、笠間ブラックマンション。
日本最大級の未成マンションは噂通りにグラフィティの宝庫だった。同じカテゴリーで全体的なクオリティを比べると真鶴ブロックアートに軍配が上がるものの、負けず劣らずの作品もあった。
そういえば、この写真左手のぐるぐる目のイラストも色々な所で見たような・・・。
土浦のブラックマンションに描かれていた虫みたいなイラストも至る所で見かけるが一体誰が書いているのだろうか。あまり気にせず謎は謎のままにしておこう。