続 秋の廃墟散歩2024
現在の廃墟番付では東の横綱とも言える超メジャーな廃墟スポット。
その知名度は一般観光客にも認知されているレベルでたくさんの方がこの滝見橋から廃墟を指差して写真を撮っていた。
左に見える建物が鬼怒川温泉の廃墟でもトップオブトップのきぬ川館本店。
”かっぱ風呂”で有名な廃墟。
以前あった進入路は全て塞がれていた。
警察の巡回も頻回にあるということで逮捕者も出ている場所でもある。
きぬ川館本店の両サイドも廃墟。
こっちは鬼怒川第一ホテルだったかな。
鬼怒川を挟んで立ち並ぶ旅館。
1枚目の写真から見える物件全てが廃墟と勘違いする方もいるが現役の物件も多い。
鬼怒川温泉駅方面へ進むとまたも廃墟。
割れた看板に窓ガラス、開いたままの扉が物悲しい。
鬼の階段で有名なふれあい橋で折り返す。
ここの橋から見える旅館はほぼ現役の物件。
猿。
橋を渡ると小さな温泉街に繋がっている。
鬼怒川温泉駅からさほど離れていないものの、この辺りも寂びれた空気が漂っていた。
鬼怒川温泉駅から離れれば離れるほど廃墟率が高くなっている印象。
誤解されないように伝えておくが、賑わいという面では温泉駅周辺は観光地らしい姿が今も続いている。最盛期は駅から離れた旅館にも多くの団体客が押し寄せたが、バブル崩壊を境に減少していったのが鬼怒川温泉の廃墟化の真相であり、観光地としての集客力は健在だ。
廃墟群として残った原因は川沿いという立地も挙げられる。
解体するにしても高額になる工事費の捻出が難しく、壊すより所有を続けた方が懐が痛まないため放置される結果となった。そもそも所有者の多くは夜逃げ同然で連絡が付かず解体しようとしても実施できないということもあるみたいだが。
廃墟から廃墟を眺める。
グリーンパレスという廃墟。プール付きの豪華なホテルだった模様。
鬼怒川公園駅前。こちらは温泉駅と比べて閑散としている。
駅前のホテルもこの有様。
がらんとしたガラス張りの室内。そばに流れる鬼怒川の景色が堪能できただろう。
紅葉を楽しむにはちょっと早かったか?
以上が鬼怒川温泉に残る廃墟群。日本が元気だった時代に元気だった観光地。廃墟で有名になるのは不本意であると思うが、不謹慎な旅をしたい私にとってはこれ以上の場所はないのかもしれない。