旧日本軍の病院

今更ながら振り返る。
今年の夏は長雨の影響で8月の後半はどこにも行けなかった。
そんな中で唯一行けたのがここ箱根病院の敷地内に残る傷兵院本館跡。
箱根登山鉄道の風祭駅から歩いてすぐ、小高い山の上にあり見晴らしのよい場所だ。

洋風建築の診療所は昭和11年竣工。
戦時中に負傷した兵士を収容するために陸軍省が設立。
明治40年、日露戦争後に設立した「廃兵院」が前身となる。もともとは渋谷にあったそうだが、明治41年に巣鴨へ移転、その2年後昭和11年に現在の場所に移っている。名称も昭和9年に「傷兵院法」によ「廃兵院」から「傷兵院」へ改称された。
移転の背景には急速な都市化があり、療養環境が維持できなくなったとなっている。



三角屋根が可愛い擬洋風建築。


玄関周りは緩やかな曲線のアーチと丸型の電球が素敵。

呼び鈴ボタン。これも非常に可愛らしい。

通気口も洒落ている。


トトロの病院とかこんな感じだったっけ?

終戦後は「国立箱根療養所」と改称され一般の脊髄損傷者の受け入れも開始され、現在に続いている。

この建物は病院として使われなくなったが、今も資材置き場として使用されているみたいだ。

横側。


裏口。扉も可愛いなー。
蔦が良いアクセントになっている。


窓枠も意匠が光る。

隣にあった建物も似通ったデザイン。

扉の上の飾り窓が素敵。

横側②。正面からは想像できないくらい広い。

蔦!蔦!蔦!


こちらの玄関も良い雰囲気だ。
さっきの裏口より凝ったデザイン。

隣には傷兵院の奉安殿もあった。

野良猫ちゃん。

リラックスしている所悪かったね。

この辺りの土地で風といえば風魔忍者。北条家に仕えた風魔忍者は秀吉の小田原攻めにて滅亡を迎えたんだっけ?

ここから箱根山の上まで電車が通るのか。文明の機器って凄い!