廃墟だらけの遊歩道

「わかの浦に 潮満ちくれば 潟をなみ
芦辺をさして 鶴鳴きわたる」
万葉の時代から多くの歌人を魅了してきたとされる和歌山県にある和歌浦。絶景の宝庫として観光誘致をアピールしているのだが、元廃墟マニアの目線で見れば廃墟の宝庫でもあったりする。




観光駐車場近くにある新和歌の浦観光遊歩道路を歩きながら廃墟を眺めるのが今回の目的。有名観光地だけあって周辺の雰囲気は抜群に良い。

漁師町らしい雑多な感じと観光地としての景観が入り乱れる雰囲気はどこか非日常的。

さらなる深みを求めて新和歌の浦観光遊歩道路という長ったらしい名前の遊歩道を進みましょう。

さっそく見えてきました。
スモールな灯台跡。街灯よりも少しだけ背が高いのが灯台としての矜持。


こんなにポツンと小さくても光を届けていれば立派なもの。現役生活お疲れ様でした。

灯台の先にはシーサイドなホテル群。

木村屋さんから不穏なオーラをキャッチ。

創業100年の歴史を持つ旅館。
インスタグラムは2024年の投稿が最後。公式サイトは404error。Google口コミは10カ月前が最後。閑散期は営業していないだけの可能性もあるんで判定は▲といった所ですかね。


椅子とか出しっぱなしで波風に耐えられているのに感心してしまう。


こっちは現役のホテル。

左に見えるかっこいい岩は蓬莱岩。

さすが絶景の宝庫!

またもや不穏なオーラ。しかもドでかい。

こちらは新和歌浦観光ホテル。
廃墟検索地図によると2010年頃より休業状態にあるということ。

橋の途中にも何かあった。

全体で10階建て。崖に沿って建てられた全室50部屋を越える超巨大宿泊施設。

出ましたヤシの木。
昭和リゾートはとりあえずヤシの木なんすよ。

オーシャンビューな露天風呂も完備。

横に階段があった。

露天風呂がチラ見できた。



廃墟関連から足を洗ったつもりだったが、なんやかんやで廃墟の非日常性は圧倒的。私の中ではジャンクフードみたいなもので時々摂取しなければ心の栄養が保たれない。


遊歩道の終点は田ノ浦漁港。


田野地区の雰囲気もグッド。二階堂むぎ焼酎の世界。

安定のマルフク看板。

田野地区も雑賀崎みたいなアマルフィ感ありますね。

新和歌浦観光ホテル(地上)とご対面。

海面に晒されている客室部分と比べて保存状態は良好。

政府登録の文字が誇らしい。




残留物など。

絶景のベンチ。

遊歩道が見える。

遊歩道に繋がる階段。

夕日や星景写真なんかも映えそう。

芸術的な傾きの看板だ。

ここの構図好き。

使われなくなった階段。

元従業員用のアパートかな?それにしても安すぎる・・・。


この階段はどこに繋がっているのやら。

木村屋さん再び。
陸側から見ると趣のある旅館といった形で崖下まで伸びているとは思えない。

トンネルふたつ。

物置にしてええんか?

わかうら食堂で昼食もいいかもしれない。
それでも私は和歌山市に来たのなら井出商店へ行きたいのさ。

以上、和歌浦の廃墟散歩。
この辺りの廃墟は解体されたニュースを何度か耳にしていたから期待以上の成果だった。お手軽に廃墟感を味わいたいなら絶好の場所に違いない。