廃屈な日々〜旅と廃墟の回顧録〜

静岡県を中心にちょっと違った旅の記憶と記録。

掛川市 中町商店街

前回の続き。

 

haikutu.hatenablog.com

 

 

掛川市中心市街地の中核ともいうべき商店街。

片側式のアーケード商店街がおよそ500m程度展開されている。

 

年季の入ったアーケードに味わい深いポスターが並べられている。

 

結構な密集率を誇る商店街となっている。細い路地は1つしかない。

 

アーケードの合間には商店街のキャラクターみたいのがいるね。

 

車通りはあるけれど人の気配は少ない。

 

個性的な店舗は2階部分にまでこだわりを見せる。

この辺りがこの商店街のハイライトか。

聞き慣れない四文字熟語と・・・

 

見慣れないキャラに紛れて見覚えのあるアヒルがいる。

 

ちなみに以引渡半というのは引き渡しを以て半ばとするという意味らしい。

会社のHPに解説があり、物件を引き渡しても仕事は半ばであり、その後も大切な客として扱うという社是ということだ。うん、素晴らしい。

 

店舗はシャッター率が高め。お手本のような寂れっぷり。

 

掛川中心市街地活性に力を入れているのだが、どうも上手くいっていない。

ユニーやジャスコがあった時代は駅前も賑やかであったそうだが、この辺りはいつからこうなったのかな。例のwe+138なんか地元商店への配慮というものを感じずにいられなかったが実際のところどうなんだろう。

 

シュート!のポスターは至るところに貼ってある。
左の場所はモロに掛川西高校っすね。右は粟ケ岳の茶文字、東名から見えるんだっけか?聖地巡礼ビジネスとしては是非とも乗っかりたいところだけど、全てはアニメ人気次第。地元は運否天賦で見守るしかない。あんまりがっつき過ぎると鴨川や鯖江みたくなるしね。

 

右手に見えるのは銀行。掛川城と一緒に。城下町らしい景観を保っている。

 

商店街の西側に着いた。

 

西側へさらに進むと十九首という珍しい地名の場所がある。

恐ろしい地名だが、名前負けしない由来がある。それは日本三大怨霊のひとつ平将門ゆかりの地。藤原秀郷が討伐した平将門一族19人の首が祀られていることに由来しているのだ。

 

その周辺には赤線跡もあり、2014年頃までには妓楼も残っていた。

あとは大正から続く老舗キネマ食堂もある。キネマ食堂と私はとことん縁が無く、2回行って2回とも予約貸し切りで席に着くことすらできていない。

 

唯一のT字路地。雰囲気があって良い。

強い陽射しが照りつけている日だったためアーケード内との明暗差が激しい。

スナップ撮影するのが思っていたより楽しい場所だった。今更であるが私は掛川という土地に数年通い、数年住んだことある。だからこそ寂れている理由がよく分かる。ここで生活していると買い物は郊外で済まし、わざわざ中心市街地へ立ち寄る必要が全くと言っていいほど無いのだ。行政としてはこの辺りにもっと人を集めたいみたいだが、数年ぶりに訪れてみても変わっていない状態だった。残っている店舗については常連客が着いている様子が伺えたのは良かった。

 

次回の連雀商店街で掛川中心市街地探索は一区切りの予定。