いざいざ奈良。
奈良は、行くからおもしろい。
今回も飽きずにアーケード商店街に行って参りました。
奈良県御所市。
普通に読むと京都御所を連想してしまう格式の高そうな名前であるが「ごしょ」ではなく「ごせ」と読む。奈良盆地の西南端に位置し、県内で一番人口の少ない市となっている。
JR御所駅のすぐそばにふたつの商店街が並んでいる。
まずは太陽のようなアーチが特徴的な末広商店街を歩いて行く。
踏み切りから見ると右側の長屋が末広商店街となる。
100mほどの小さい商店街。片側に店舗が並んでいる。土曜日の昼間だったせいか開いている店が1軒もない。
手書きの看板は多いのだが、長屋の商店街ということもあって店舗ごとの特徴は少なめだった。
こういう電気店なんかは平日のみ開店しているイメージだが、そもそも看板のない店舗が多い印象。もちろん買い物客はいるはずがなく、市民の通路と化している寂しい商店街だった。
こんな写真ばっか撮ってどうすんだと自分に言い聞かせたいけど、エアコンの室外機を狂ったように撮っていた時期に比べればマシか・・・。
おっと、忘れちゃいけない。
ここで一番特徴的なのが開閉式のアーケード。ここまで状態が良いのも珍しい。覗く青空が気持ち良かった。ただ、写真を撮る身としては明暗差が凄まじく調整が難しかったけど・・・。
短い商店街だったのでこんなものか。
私にしてみれば撮った写真の数も少なかった上、記事に書くネタもほとんどない。それでも不思議なことに行ってみて満足度だけは高かった。単純に人のいないアーケード商店街が好きだから説もあるけど。
アーケードを抜けた先には満開の桜が待っていた。この町自慢の桜並木だ。
母と娘。いいですね。
昨年亡くなった祖母と母もこんな感じだったのかな。
それにしても奈良県は桜がどこに行っても美しい。
例の千本桜もいいけど、せっかくの盆地だ。来年の春はどこかの高台から見下ろしてみたいね。また春に会いましょう。
ここから余談。
これが末広商店街すぐそばのJR御所駅だが、ここから100mちょっとの位置に近鉄線の駅舎もある。住むには便利そうな場所。
ただし、栄えていると言えば別の話で駅周辺は商店街同様に寂しい印象を受けた。廃屋っぽい物件も多く、個人的には楽しめた。圧巻の桜並木に加えて、次回の新地商店街でも触れると思うが、伝統的な建物も多くて街歩きを趣味とする人は楽しめる場所だと思う。