廃屈な日々〜旅と廃墟の回顧録〜

静岡県を中心にちょっと違った旅の記憶と記録。

天理本通商店街 夜のアーケード街を歩く いざいざ奈良⑥

いざいざ奈良。

奈良は、行くからおもしろい。

これでラスト!

 

この日も「麺場力皇」に行こうと思っていたが、普通に定休日だった。いつも旅程は行き当たりばったり。目的を失った私は彷徨うように商店街を訪れた。

 

haikutu.hatenablog.com

以前にも記事にしているが、あの時は日を跨いだ深夜。見返してみるとパースのきつい写真が多いっすね・・・。あの頃は目に見える全ての景色を撮りたくて超広角レンズばっか使っていた気がする。

 

今回は19時頃に訪問した。

さっそく目に飛び込む「陽気」の文字。

天理教信仰の基本である「陽気ぐらし」。内容が分からずとも悪い言葉じゃないね。

 

この商店街の見どころはやはり宗教都市ならではの店だろう。

 

商店街はオーソドックスな全蓋式アーケード。年数は経っていそうだが、管理は行き届いておりトタンの劣化は見られない。天理教本部と天理駅を結ぶ形で1km弱の長さで形成している。

 

路面はレトロなタイル模様。

 

教会本部近くは飲食店を除くと日常生活用品を取り扱っている店舗もあるが、メインとなるのは参拝者や関係者相手の土産店と神具店といった印象。


この辺りのカーブが素晴らしい!

 

天理スタミナラーメンも商店街にテナントを構える。ここも定休日だったけどね!

 

徐々に土産店や神具店が減っていき、一般の店舗が多くなっていく。

 

バンクシー的な何か。

 

「ようこそおかえり」の幟も宗教都市ならではの文句だ。

 

信号を挟んで後半戦。

 

「ようこそおかえり」の幟が天理教のマークになっている。

 

前半のアーケードと違って曲線を描いた屋根。建設された時期が気になるところ。

 

一見すると新しそうな店が多めだが、

 

くたびれた店舗も少なくない。

 

そろそろ駅に到着する。

 

駅前にあるのが渋い渋いショッピングセンター。

 

2000年頃のダイソーってこんな雰囲気だったよね。店舗の中も1丁目、2丁目とかあってさ。ザ・ダイソーが正式名称ということを覚えている人間はどれだけいるだろうか。

 

以上、天理本通商店街。

昔はこんな洒落た看板じゃなかったような気がしたけど時代は変わるものですね。

 

JR天理駅も何やら凄いことになっておりました・・・。

 

20時を過ぎた辺りで照明が少なくなる模様。

駅前はこの世の春を謳歌する若者で溢れ活気めいている。商店街に戻ると活気がまるで無い。なんだか齢を重ねていく自分の姿と重なった。若者たちよ、その全能感は今際の際だぞ。

 

青い光が映えますね。

全能感を失ってもこの世は楽しいことで溢れている。

 

やっぱり夜の商店街は楽しい。

いざいざ奈良はこれにて終了。楽しい春の数日をありがとう。

 

また春に会いましょう。