廃屈な日々〜旅と廃墟の回顧録〜

静岡県を中心にちょっと違った旅の記憶と記録。

石川県小松市 レトロなアーケード商店街を散策する

2024年に北陸新幹線が延伸する関係で新幹線の停まる駅となるJR小松駅

そんな小松駅の前には全蓋式アーケード商店街が存在している。

 

猫ばし 飴屋通り

にゃんと可愛い名前の商店街。

そして立派なアーケードに覆われている。

 

猫の御坊

商店街を渡るともっと可愛い名前の通りがある。

これは通りにある正雲寺さんが「猫の御坊」と呼ばれていることが所以。ちなみにここの歩行者用の信号は青の時間が約8秒ととても短かった。

 

日差しが遮られた商店街内は昼でも薄暗い。朝の9時では開店している店も少ない。

 

猫橋の由来の説明文が柱に貼られている。微妙に破けているが大事な部分は伝わるぞ。神子から猫へ、なるほど。昔から続く猫と人との密接さを感じますな。結局のところ可愛いは正義なんですよ。

 

通りの中腹にはネコ橋銀座なる盛場もある。

 

しかし、猫には会えず・・・。

 

幸せと涙は紙一重

哀しくて哀しくて肉球慕情。

 

ここのアーケード商店街は1本の通りでは終わらない。

 

いよっ小松!

横へ曲がれば三の市朱門通りへ続く。とりあえず猫ばし飴屋通りを完走しましょうか。

 

ここからの飴屋通りはひと味違う。

 

どうでしょう。このパンチ力。

昭和の熱気をそのままに感じる看板たち。

 

ひがしの濁点が花になっていて可愛い。

ひと昔の店舗は個性的で見ているだけで幸せになれますね〜。

 

この辺りが本日のイイ感じに撮れたハイライトかも。

 

率先して駐車していくスタイル。

 

夜の街っぽい店は一軒のみ。案内所の跡もあるけどそういう通りではなさそう。

 

以上が猫ばし飴屋通り。

 

古い店舗も多くて見所のある商店街だった。

 

飴が滋養薬というのも歴史を感じますな。

 

アーケードは総じて質実剛健な印象。派手な装飾は少ないながら冬季の積雪もへっちゃらそう。

 

次の通りへ。

 

三の市 朱門通り 三日市商店街

朱門通りというくらいだから神社にでも繋がっているのかなと思いきや、それらしきものは無かった。(お寺はたくさんあったけど)

名前の由来は掲示もなく謎のまま。昔は神社があったのでしょうか?

 

渋い名前に反してシュロの木が生えており密林感のある商店街。

 

趣のある店に商店街の歴史を感じる。

 

ペンキ屋さんの看板。めちゃくちゃ可愛い。

 

私が今回利用した駐車場のフォントも可愛いぞ☆

 

以上が三日市商店街。

歴史ある店から現代ではお目に掛かれないセンスある店までバラエティに富んだ商店街だった。

 

通りを挟んでアーケードは続く。

 

右に曲がれば小松駅

 

マンホールはKOMATSU-C。

重機でよく見るKOMATSUもここ小松市が創業なんですって。

 

八の市 曳山通り

ちょくちょく見掛ける歌舞伎っぽいキャラ、交流館の隈取りロゴからも分かる様にこの辺りは古くから歌舞伎との関わりが深い地域みたいだ。

ここの商店街は床が特徴的だ。

ワンちゃん。

 

ジラフ。

 

マイマイ

 

クマさん。

君だけ目と鼻っぽいのがあるね。

 

店舗もイイ感じに昭和くさい。

 

ここの玩具店は城ですよ。遠くから見えた時はラブホテルかと思ったのは私だけじゃないはず。

 

個性あふれる店舗が多くて楽しい。

 

カブッキーというらしい。最近はゆるキャラ方面の話も聞かなくなったねぇ。

 

君は・・・誰?

 

いい感じに熟れてますな!

 

商店街を抜けて看板でも見て帰ろうか。

 

!?

 

何と看板には今までに見たことのないキャラクターがにっこりと微笑んでいた。

 

アーケード自体は地味に思たけど、最後に弩級な装飾が待っていたとは恐れ入った!

最後にあった素敵な出会い。それを抜きにしても昭和成分高めの店舗跡が多くて楽しい商店街だった。

 

考えてみると、石川県って加賀百万石の由緒ある歴史を持った地。面白い場所は金沢だけじゃないはずだ。

 

・・・そもそも金沢行ったことないけどね!