2021年東京五輪。数々のゴタゴタを経て開催が予定されている。
日本では1964年の東京五輪の他に冬季は札幌、長野と過去に三度の大会があった。
聞くところによると山梨県甲府市にもオリンピックの名前を冠する場所があるらしい。
その名もオリンピック通り。
ド直球なネーミング。なぜオリンピックなのかは不明。甲府って何か関係あったのかな。ちなみにJR甲府駅から徒歩で900mの場所に位置している。
甲府駅周辺はたくさんの商店街や通りがあった。その中でも屈指のいかがわしい雰囲気のある裏春日通りと見た目は割と普通な春日通りを結ぶ形で形成されている。写真は裏春日通りでキャッチと思われるおじ様が複数人立っていた。
オリンピック通りの真横の店舗は便利屋さん。私の将来の夢もなんでも屋さんだっけな。
ここへ来るまでも落書きやステッカーなど散見しており治安は悪め。立ち小便に罰金の貼り紙もあった。
流石に高すぎるだろ。
・・・それでは気を取り直してオリンピック通りへ。
選手入場・・・!
どの辺りがオリンピックなのだろうか。この日は1階しか歩かなかったが2階建ての模様で2階にも店舗がある。案内図の下に古いものも置かれていた。微妙に店舗が減っているのが分かる。当日は第三日曜日であり、定休日が第二日曜とあるものの開いている店舗は1軒も見られなかった。
なかなか唆られる雰囲気を感じる。
剥き出しの配線と連なる看板がいい感じ。
この談話室は入るのに勇気が必要だなぁ。
渋い雰囲気は金メダル級。
この日は開いている店は見られなかったがコロナマークで営業中のお店は何となく分かる。
真ん中にある横道。ちょうちんと暖簾で和風な雰囲気が漂っている。
こちらは春日通り沿い。雰囲気がガラッと明るい。
採光性のあるトタン屋根と統一感のあるタイル風の白い外装が素敵。
春日通り出入り口付近。なぜか中華料理屋が連なっている。さっきのオシャレ感はどこへ消えたのかと思うくらいの激渋具合。
ありがとうございました!
これにて2021年甲府オリンピックは終了でございます。
最後に春日通り沿いの正面を見て閉会式としよう。
感想
地方にありがちないかがわしい通りにあるちょっと怪しい飲み屋横丁。戦後の盛り場そのままな昭和の雰囲気を令和の現在でも味わうことのできる物件。おしゃれで可愛いレトロもいいけれど、本物の放つ雰囲気はやはり良いね。それにしてもどうしてオリンピックの名が冠しているのだろうか・・・謎だ。なんとなくだけど、深い意味はなく東京でオリンピックが開催されたから名付けたような気がする。それもまた昭和らしくて素敵。
今回はオリンピック通りを目当てに甲府の街を歩いたのだが、ここ以外にも昭和丸出しな怪しいオーラを放つ物件だらけで驚いた。山梨県は何度も足を運んでいるのだが完全にノーマークだった。また色々と探しに来たいものだ。
ちなみに某横丁を歩いてたらゲロ踏んだよ。散策の際はお気をつけて!