三重県尾鷲市、山間部を抜けてリアス式海岸の入江にある港町を目指す。
三方を山に囲まれた小さな港町、梶賀町。斜面に面して住宅が高台のてっぺんに1998年に閉校となった梶賀小学校が今も町を見守っている。
これがかなりの急勾配!
住宅の隙間を縫うように階段が続いている。風情ある住宅に魅力的な路地とまるで気分は尾道観光に来たようだ。
ふぅ、あとちょっと。
真夏に差し掛かる手前の来訪だったため到着時には汗が噴き出していた。
振り向くと町が一望・・・とは言えないが見晴らしが良い。そして何より通り抜ける風が心地よい。
潮風香る高台の上、緑色が眩しい校庭に校舎と遊具が並ぶ。
錆びた朝礼台から見渡すことのできる港町が見渡せる。
雑草も伸びていないし良く手入れされている様子が伺えた。現在でも災害時の避難場所として指定されている。
閉校記念碑を発見。
手前の建物は講堂のようだ。
グランドピアノが横たわるこじんまりとして可愛い体育館。
うん。イイ!癒される。
廃校巡りで芽生える暖かい気持ちと仄かな寂しさ。
時の止まった場所で帰ることのできない幼少期に想いを馳せる幸せな時間。
・・・なんて感傷に浸ろうとしても建物内は蜂の羽音が轟いている。
ブゥーン!バチン!バチン!と何匹もの蜂が窓に特攻をしていた。天井の片隅には大きな巣。
もう少しじっくり見たかったかな。
ここで撮った写真を見直すとピンボケやブレの写真を連発していた。特にシャッター速度も落としていないのに何故かなと思ったけど、周囲の蜂にビビってたんだろうね。
ようやく校舎にたどり着く。平家の木造校舎だ。
二宮さんも健在の様子。
いよいよ校舎へ!
後半に続く・・・!