廃屈な日々

廃色の景色を求めて西へ東へ

廃校 北杜市立増富小学校 

全校児童9人の小学校

山梨県北杜市立増富小学校 沿革

昭和63年 東北小と北小を統合する形で開校

平成元年 新校舎完成

平成10年 塩川ダム竣工

平成15年 ホームページ完成

平成16年 市町村合併により北杜市誕生

平成24年 須玉小学校に統合され廃校となる

 

みずがき湖というダム湖(塩川ダム)を散策していたら何やら可愛い看板と出会った。

 

遠くから見かける分には立派な校舎で現役感もあったが調べてみると廃校のようだ。

 

不思議な形をした正門。

仰向けになって両足でボールをキャッチする的な感じ・・・違うか。

 

門は閉ざされているが、門柱の隙間から入ることができる。

 

ログハウス風の鉄筋コンクリート校舎。

写真の右隅には南アルプスの山々が見える。

 

時計の刻みが止まった校舎。

 

平成元年製で昭和と平成の狭間という絶妙なニュアンスを感じるデザイン。現代的でありながら所々はレトロな感じでたまらん。

 

校碑には標高まで刻まれている。さすが北杜市ということで海抜1000m近い。

 

整備の行き届いたグラウンドに遊具が残っている。

 

昔遊んだ遊具たち。どれも懐かしい。

 

普段は木造校舎ばかり取り上げるけれど私が育った校舎は鉄筋コンクリートだから本物のノスタルジアといえばそうかもしれない。

校舎の中には入れないけれど窓から覗く事はできる。ピカピカの床を見てワックスがけの思い出が蘇るなぁ。

 

校舎の周囲にも懐かしい景色が残っている。

 

百葉箱。

 

ヘチマを育てるアレ。確か小五だったか。収穫したヘチマからスポンジを作ったけれど一度も使う事なくどこかへ消えてしまったっけ。

 

奥に見えるのは体育館。

写真を撮るの忘れたけど法面の上に屋内プールがあった。今も残る学校のHPを見るとドーム型で増富小自慢のプールだったみたい。

 

児童用の靴箱。

 

冒頭に全校児童9名と記載したが、閉校時は5名で9名というのはHPにあったブログのヘッダーから拝借。そもそも開校当時から全校生徒24名と小規模な学校だったようだ。

 

校舎裏。

小学生当時は皆で遊ぶのも嫌いではなかったが、こういう場所に少ない人数で謎の遊びを開拓するのが好きだった。

 

廃校になって今年で12年。

当時の生徒も漏れなく成人を迎えている。私の12年前といえば社会人なりたてか。その頃の自分は今の自分を見て何を思うのか。それなりに楽しんでいるけれど、時折訪れる強烈な不安感に覚悟しておけよと過去にメッセージを送りたいですな。

 

色の付いた石。

何気ない場所から感じるノスタルジア。これだから廃校は最高デス。

 

隣にあるみずがき湖。

統合前の北小学校はダムに沈んでしまったということ。ある意味で犠牲の上に建てられた学校だが、24年と短い生涯であった。学校のHPは今も残っており、インターネット黎明期を感じさせる作りでこちらも強烈なノスタルジーを放っている。