かつてアーケードのあった商店街

名店街の南側にある真丁商店街。
ここはかつて全蓋式のアーケードのあった通りになる。


真丁商店街の歴史は古く、宿毛市が城下町だったことに由来する。
武家屋敷→町庄屋→商人の町といった形で発展を遂げ、真丁は商人の町に該当。
宿毛市の中心市街地であるこの場所は土佐くろしお鉄道終点の宿毛駅ひとつ手前の東宿毛駅が最寄り。
アーケードは2016年頃に撤去され新しく街灯が設置されたということ。宿毛市の場所がアクセス困難なだけに当時の訪問記のようなブログは少なく、往年の全貌は確認できない。数枚であるが市のHPで様子は伺える。かなり高めの立派なアーケードがあったみたいだ。

現在の真丁商店街はというとシャッターの降りた店が大半を占め、昭和で時代の止まった姿を存分に味わうことができる。

ますや家具店は現役の店。
たぶんいつ行ってもセールの貼り紙がある系の店。これも商店街には欠かせないスパイスだ。



三者三様な看板のフォント。みんな違ってみんないい。

若干すかいらーく感のあるまるふく。


名店街のフォントも最高の一言。
今だったら狙いすぎなレトロ感だが、ここは天然100%。

右手に見える米屋旅館は現役。
楽天トラベルでは☆4.6と高評価の旅館。料金も朝夕食付で7000円前後とリーズナブル。かつては客室からアーケードを見下ろすことができたみたいだ。

アーケードの高さに沿って作られたであろうファサード。


宿毛市に展開するスーパーマーケットのサングリーン。

ロゴの周辺に絡まった蔦の葉が素敵。

アーケードの老朽化と維持費用の捻出は地方の商店街では付きまとう課題のひとつ。今年だけで何か所のアーケードが消えていったことか・・・。

ここまで寂しい現状ばかりであったが居酒屋やスナックなど夜の店は活気が残る。メインの歓楽街と隣接しており商店街にも数軒の店があった。

せーの、ZIP!
うーーん、アウトーーー!!


渋めのTHE純喫茶なラセーヌ。

その片隅に町庄屋跡の石碑があった。

そしてこちらが真丁商店街の大物、宿毛ストアー跡。

トタンに残る宿毛ストアーの文字が印象的。2024年頃までは文字が立体の看板だったが撤去されてしまった模様。

この1年で四国の色々な場所を巡り、その先々にあるレトロな風景に驚きっぱなしであったがここ宿毛はその中でも格別だ。



最近は大きいカメラをぶら下げて歩いていると住民の方々からの反応は概ね悪く心苦しい時間となることも少なくないが、宿毛の方々はとても暖かったのも印象に残っている。アーケードのことを色々と教えてくださった御夫人にここを撮れと教えてくれた自転車に乗った顔の赤いおっちゃん、どれもいい思い出だ。

さて、終点を迎えてしまったが最後に周辺にも個性的な店が多くあったため軽く紹介をしよう。



この日は7月とあって19時近くでも散策に困らない程度の明るさだった。


それにしても日用品を買う店はどこも閉まっている。郊外へ行けばチェーン店がたくさんあるのかもしれない。


以上が真丁商店街と周辺の店。
宿毛市の中心市街地としては寂しい限りだが昭和で時間の止まった街並みは一見の価値あり。特急を使えば高知市から2時間半弱で行けますぞ!