廃屈な日々〜旅と廃墟の回顧録〜

静岡県を中心にちょっと違った旅の記憶と記録。

神橋 現と常世を結ぶ橋 静岡県浜松市 岩水寺

異次元への誘い

私のもうひとつのライフワークである野鳥観察の帰り道、雰囲気たっぷりな橋を見かけた。

 

しかも隣には廃墟っぽい物件。

 

さらに向かいには売店らしき廃墟ときた。これは立ち寄らざるを得ない。

 

鳥居をくぐると急勾配な橋が見える。渡ると帰って来れなさそうな雰囲気を放つ。

 

ここは常世へ繋がる場所に違いない!

 

その橋は神の橋。現世と常世の狭間に掛かる橋。

 

ほら、千と千尋の神隠し的な・・・。

 

なんて神秘的な佇まいなんだ。

 

隣には四天王堂が建つ。

 

仏閣の隣にある売店跡。

 

生活感のあったまま廃墟になった様子。

 

そのまま歩みを進めるとこれまた神秘的な雰囲気を放つ。

 

とても小さな橋。水子供養だろうか。

 

微笑む観音様と無数の顔。後ろに並ぶ鳥居が幻想的だ。

 

千本鳥居。

 

千本鳥居って見た時の感動を写真に写すのがトップレベルに難しい題材だと思う。ムズイ・・・。

 

るーるるる。

 

るーるるるるー。

 

普段仏閣へ行ってもあまり心を動かされることはないのだが、ここは違った。幽玄的というんすかね。なるほど、これは魅了されるな。

 

途中でここが駅名にもなっている岩水寺だと気がついたが、寺とこの規模の神社が一緒になることもあるのか。

たまたま来た道と違う道路で帰って良かった。

 

そういえば岩水寺にはかつてホテルの廃墟があった。廃墟検索地図を見ると「ホテル山小屋の看板との関連は不明」とある。近くには更地となった場所もあり、以前はそれなりの観光客が来ていたのだろう。岩水寺に参拝客の駐車は見られていたが、奥のこの場所まで訪れる者は少ない様子。神橋を見かけた時のゾクッとする感じを次に味わえるのはいつになるのやら。