廃屈な日々

廃色の景色を求めて西へ東へ

宇奈月温泉 寂びれた温泉街を歩く

頷きすぎて宇奈月温泉

富山県黒部市にある宇奈月温泉

有名な割に歴史は浅く1923年黒部川電源開発を背景に開湯とある。

 

今回は知らない街を歩きたくて静岡からはるばるやって来ました。

富山地方鉄道線 宇奈月温泉駅

非常に可愛らしい駅舎の宇奈月温泉駅

噴水や屋根の風見鶏が良きでございます。

 

可愛らしい駅舎に相応しいレトロな車両。

 

宇奈月温泉といえば黒部峡谷鉄道トロッコ列車

 

黒部峡谷鉄道 宇奈月駅

平日ということなのか閑散としている駅前。トロッコ列車には時間があれば乗っただろうけど時刻は15時過ぎ。今日の気分は「知らない街」諦めましょう。

閑散とした駅前も列車が到着すると多くの人が降りて賑わいを見せる。ここに訪れる多くの人はトロッコ列車雄大な自然を満喫することが目的なんでしょうね。

 

駅前はひたすらトロッコ列車推し。

 

展望台からトロッコ列車を見送る。

 

これは始まりでもある。

それでは名前しか知らない宇奈月温泉の街を満喫しましょうか。

 

駅前に並ぶ土産店。

トロッコ列車の到着に合わせて賑わいを見せていた。

 

宇奈月温泉駅の踏切を渡ると温泉街。

 

到着した段階から分っちゃいたけど宇奈月温泉・・・全体的に寂れてます。

 

観光地として見れば寂れているということはないが、あくまで温泉街の話ね。世間一般では悲しいことなのだろうけど、そういう所に惹かれる人種としては有り難い限りではある。

 

宇奈月温泉の温泉街は「おもかげ通り」「中央通り」「湯の町通り」の3つから構成されている。

 

とりあえず中央突破といきましょうか。

 

歩いている人がほとんどいない「中央通り」

 

土産店の看板も見えたが営業しているのは定食屋さんの一軒のみ。

 

綺麗に整備されているのだが、この有様では観光客はスルーしちゃうよなぁ。

 

一応何軒かはスナックや居酒屋みたいな物件はあったが、メジャーな温泉地と考えるととても少なく思える。宇奈月温泉に歓楽要素は聞いた事ないし、基本的には自然のレジャーを楽しんで夜はバタンキューって感じなんすかね?

 

「湯の町通り」は温泉宿が並ぶ通りとなっている。

 

大きな温泉宿にたくさんの自動車が停まっている。平日でこれなので観光地として人気はあるのでしょう。

 

それでも空きテナントや廃墟っぽい物件もあり、どうしても寂びれているという印象になってしまう。

 

自分でも言語化して説明できないが温泉宿で働く人向けの寮というのかアパートを見るのが堪らなく好き。

 

最後を飾るが「おもかげ通り」

 

ここの通りがメインストリートなのか営業している店が多く、比較して活気があった。

 

それでもすれ違う観光客から「何もなかったね」と会話が聞こえる程度には寂びれている。何を期待して来るのかの差だと思うが、今風の洒落た店や温泉街にありがちな射的など遊戯施設は無く昔ながらの土産店が並ぶだけとなっていた。名前の通り面影が残るということか。

 

駅前から遠いエリアは閑散としていた。

 

活気のある温泉街とは言えないが時が止まったかのような街並みは歩いていて非常に楽しかった。かつては企業の保養所も多くあったみたいだが、ほとんどが撤退している模様。そういう部分でもお堅い温泉地だったかもね。

 

この日は観光案内所の日帰り温泉が休館日だったため宇奈月グランドホテルの日帰りを利用。夕刻前で人が少なく最高でした。自然の中で温泉を満喫する幸福は中年になって確実に上がったと思う。

 

特にじっくり見る所もない場所で滞在時間こそ少なかったが全体的に満足できる散策だった。名前しか知らない温泉地という絶妙にちょうどいい感じが今の自分に合っているのかもしれない。