御殿場 赤線跡 新天地

静岡県における関東からの玄関口であり、自衛隊東富士演習場やプレミアムアウトレットが有名だ。定期的に静岡県ご当地ハンバーグチェーンさわやか御殿場店の待ち時間がSNSで話題となっている。関東の人はさわやかの待ち時間のついでにアウトレットへ行く状態になっているとか。
さわやかは美味いし、接客も素晴らしい。
・・・それは良いとして、今回は御殿場にある赤線跡へ行ってきた。
御殿場の赤線について簡単に解説して見せよう。この町は現在でも自衛隊の街であると述べた。その歴史を紐解くと進駐軍との関わりが見えてくる。東富士演習場はもともと進駐軍が「米国東富士演習場」として使っていたそうだ。そうなればここに赤線が存在したのも至極当然で腑に落ちる。

JR御殿場駅。
時刻は深夜1時を回ったところ。
赤線跡はここから歩いて10分も掛からない近い場所だ。現在でも飲み屋街として健在らしい。
普段であったら飲み屋が元気な時間であるがコロナ禍の現在では時短営業が強いられており、コンビニを除いて開いている店舗はない。


駅前の商店街マイロードを歩く。
今日は土曜日。コロナ禍でなければまだまだ賑わいを見せているであろう場所だが周囲に人の気配はない。車道は車一台分の商店街。懐かしい風情がどこか残されている。


マウント劇場。
シネコンが主流となっている現在では珍しい街なかの映画館だ。

タレントスクールとは意外と思うのは失礼だったかな。
私が知らないだけで実は大物タレントや今をときめく若手俳優を輩出しているかもしれない。


横道に逸れると趣のある店が並ぶ。

かわいいです。
ただ街を汚す人には容赦しないみたい。

左側の入り口に「フィリピングッズ販売」とあるグローバルな街だ。


マイロードを抜ける。
新橋本町の商店街にも惹かれるがここは横切って先へ進む。


普通の商店街といったところか。





住宅街と入り混じる形でDeepな店舗が点在している。

warning!warning!
周囲の空気が変わる。・・・これは近いぞ。


暖色の街灯を頼りに歩く。姿を見せるはさらにDeepな深淵。


ようこそ、ここが新天地。
住宅街の一角なのだが、ここだけスナック街となっており小さな路地に多数の店舗が現在も営業中だ。

OK横丁とどこかで聞いたことのある名前の集合店舗。


電気は止まっていない様子。自粛期間中だからなのかカラーコーンで規制線が敷かれていた。



色々と個性が爆発しているなぁ!




色街の成分はかなり薄まっており、パッと見は普通の飲み屋街といったところか。
もともと米兵相手の商売ということで普通の赤線地帯とは成り立ち方が違うのかもしれないがあまり詳しくないので分からないのが悲しい。



御殿場だけど姫路。こういうのも色街ではよく見かける名前だ。

個性のあるカフェ建築も健在。




こういう渋い飲み屋で誰もいないシチュエーションというのは珍しい。コロナ禍が成すことだが、まるで異世界へ迷い込んでしまったかのような感覚だ。


モルタル壁は闇夜に映える。



どう見ても妙齢のママが出てきそうな場末のスナックなのにガールズバーなんすね。


室外機の置き方にも注目。ここは割と安全な位置かな。


この看板を撮っているだけで楽しい・・・
人の影が消えた街で自分ひとりというものはまた特別だ。

ただどう見てもこの時間、この場所で一眼レフぶら下げていたら不審者だよなー。

もう少し周囲を散策しよう。


街灯すべてに看板があるとは限らないのが良い塩梅。


周囲にはカフェな建築も点在しているが超弩級物件がこれ。


・・・すごない?


この電飾の数は現役時代の面影を伝えてくれる大事な要素。
さぞかし煌びやかな姿だったのだろう。


いつから準備中なのか気になって仕方がない。




隣が新しめのアパートであるように本当に普通の住宅街にこれがあるから凄い。
スナック街が新天地の内部ならここは外堀みたいなもの。住宅街との境目だ。私も辿るルートが違えば最初にこれを見ていたのか。


御殿場新天地。
コロナが収まったらまた御殿場の夜を盛り上げてくれることを祈るばかりだ。
