廃屈な日々

廃色の景色を求めて西へ東へ

天王新地 和歌山県 私娼街

和歌山に残る限界色街

国道24号線に面した所に位置する天王新地。

好事家にとっては非常に有名な色街。自分も常々行ってみたいと思っていたのだが、現役であるため日中の訪問は避けていた。

 

・・・というわけで現在の時刻は朝の6時過ぎ。

県外で早起きしてまでやることがこれなのかと我ながら思うことはある。それでも好奇心こそ生きる糧だと信じて参ります。

 

天王新地には「天王料理組合」と書かれたアーチが二箇所あり、コの字型に形成されている。

看板の崩壊具合から廃墟のイメージも湧くが現在でも2〜3軒は営業している店があるみたいだ。

 

アーチの先にある坂を下ると天王新地。

全盛期は65軒もあったそうだが、まず建物自体が駐車場や介護施設に変貌してほとんど残っていない。まさに風前の灯。

 

和歌山市では遊郭の設置が認められなかった関係から私娼街だったと思われるが成り立ち等の詳細は不明。

 

面影を残す建物はこの2軒の空き家。

 

この辺りからも天王新地の限界っぷりが垣間見える。

 

タイルや2階部分の意匠が色街の残り香か。

 

更地になった場所から反対側の通りに並ぶ料亭の裏側が見える。独特な細長い三階建の木造建築が特徴的だ。

 

普通の民家に駐車場。これだけ見ると何の変哲もない路地裏そのもの。

 

電柱に新地の文字は無いが天王の地名が残っている。

 

介護施設を挟んだ通りには屋号が掲げられた家があった。

 

ここから先が現役といわれる店が並ぶエリア。否応無しに警戒感が高まる。

 

玄関周りが特徴的。

 

カーテンの張られたガラス扉。

写真がブレブレだったためセピア調でごまかしてみた。

 

こちらの通りは屋号を掲げている店が数軒並ぶ。

 

ガラス扉とカーテンにモザイクタイルの玄関。

 

これが現役というのも信じ難い真実。人の夢は終わらねぇ(ドン!)

 

というわけでそそくさと通り過ぎる。

 

駐車場になったからこそ見える無惨に切り取られた料亭の断面。

 

狭い範囲のため、あっという間の散策だった。

 

65軒あったにしては狭すぎるなと周囲を歩くと何となく関連してそうな物件がちらほらと。

 

それにしても狭い!

 

実際、どの辺りまでが範囲だったのか分からないがそういう所まで探求できるようになったら一人前だろうか。私はまだまだ半人前で満足してしまう。

 

以上が天王新地にある天王料理組合の現在。

古い物件の解体が進み、限界色街と言われる割にはすっきりとした様子だった。すっきりしているからこそ限界なんすけどね。うーん、何だろうこの矛盾!