廃屈な日々

廃色の景色を求めて西へ東へ

西新地 和歌山県海南市 赤線跡

西と東の新地

和歌山県海南市には西と東の二箇所に遊里があった。

今回訪れたのはその内の西新地。本来ならば東新地にも寄るつもりだったのだがすっかり忘れて帰ってしまった・・・。

 

川辺を歩いているとさっそく盛場らしい長屋と出会う。

 

さらに進むと高級料亭の美登利さんがある。

 

ランチメニューから¥3000〜と気合いが必要なお値段。

昔から板前漫画が好きでこういう店には並並ならぬ憧れがある。いつか行ってみたいなぁと思いつつ根がどうしようもないケチなので行けずじまいなんすよ。誰か奢ってくれないかね?

 

美登利さん裏側の路地。普通の住宅街にしか見えない。

 

そんな中で一軒の和食屋さん。

 

意匠を凝らした玄関前に風俗営業(料理屋)の鑑札!

和歌山県ではここが初めての鑑札だった。全ての出会いに感謝!

 

その後は何となくそれっぽい物件を眺めながら盛場の中心地へ進む。

 

パートⅡと描かれた看板の先には素敵な横丁があった。

 

見た感じ営業している店は無さそうな雰囲気。

少なくとも令和3年までは開いていた模様。感染症対応のステッカーは今後良い指標になってくれそうだ。

 

ここから先が盛場の中心地。

 

どちらを向いても看板だらけ。

 

こちらも営業してそうな店より閉めている店のが多そうな様子。

それにしても駅から離れた場所によくこんなにたくさん・・・。出自を知らない人からしたら随分と不自然な光景に見えるだろう。

 

スタンド割烹ってスタンディングで割烹料理を食べるのか?

たぶん気軽に入れる日本料理店の意味合いでしょうが言葉としてインパクトが凄い!

 

西新地も更地になっている場所がちらほらと。今でも充分びっしりと盛場が並ぶが全盛期はもっとぎゅーぎゅー詰めだったはずだ。

 

他の路地裏も盛場だらけ。

 

これだけ看板が並んでいると路地裏探索も楽しいもので静岡県からはるばる来た甲斐があった。

 

西新地は芸妓さんを呼ぶスタイルの花街だったみたいで妓楼の雰囲気を感じる建物も少しながら見て伺えた。

 

西新地は立地の関係もあってか盛場としては衰退してしまった印象を受けたが、自分の想像よりも広く密集していて驚いた。せっかくだから東新地も行っておけば良かったのだが、忘れてしまったことは仕方がない。

 

赤線跡に似合う野良猫ちゃん

次に海南市へ来ることがあればリベンジしたいが、いつになるのやら・・・。和歌山市の隣ということは不幸中の幸いか。初の料亭は美登利さんにしましょうかね。