現在は碧南駅から猿投駅までの路線となっているが、2004年まで碧南駅から海線・猿投駅から山線と呼ばれた路線区間が存在していた。その山線の終着駅である西中金駅周辺は気軽に廃線散歩ができるということで訪れてみた。
優しい色の木造駅舎が当時のまま迎えてくれた。
現在では西中金ふれあいステーションとして使われている。平日に行ったから営業していなかったのが残念。
駅は駐車場も数台用意されている。
案内板も親切丁寧な表記で分かりやすいと至れり尽くせりだ。
駅舎についての詳しい説明もある。
紅葉の香嵐渓で有名な足助まで路線拡張する計画もあったみたいだ。終着駅にしては地味というのか小さい駅舎なのも納得だ。
こじんまりと可愛らしい駅のホーム。
路線が走っていた頃にはなかったであろう真新しい住宅が並んでいる。
いい雰囲気でございますね。
木々の彩りと田舎の駅らしさが相まって心に染み渡る風景だ。
路線跡を歩く。気分はスタンドバイミー。
さっそく工事中に突き当たる。
”廃線敷散策の皆様へ”と呼ばれるとちょっと嬉しくなっちゃうな。
嬉しいサプライズ。
迂回路を進むと踏み切り跡がある。
訪問は秋真っ盛り。
多くの人はこの場所を見向きもせず香嵐渓へ向かっていた。
神社から住宅街を抜けて歩く。
ここから廃線散歩再開でございます。気分はスタンドバイミー。(2回目)
線路は土が敷き詰められておりとても歩きやすい。
片隅を見ると鉄道路線だった形跡が残っている。
歩いている途中に振り返ってみるのも良きかな。
脇道から見る廃線跡。架線柱が並ぶ。
廃線に戻って架線柱を撮る。
隣には国道があり車通りも多い。考えてみたら世界のTOYOTAのお膝元なんだよね。
さらに進む。
先へ進むとイノシシ避けの柵がある。鍵を忘れずに。
この柵を境に当時の線路そのままを歩くことができる。気分はスタンドバーイ・・・。
竹藪が広がり昼間でも薄暗い。
釘が飛び出ている部分もあるため足元を注意しながら歩く必要がある。
さっきまでとは違う雰囲気。探索している感はこっちが上かな。
探索気分が上がってきたものの、すぐに行き止まりの力石トンネルが待っていた。
矢吹ジョーのライバルといえば力石徹。
ちなみに私はあしたのジョーは力石徹が死んでからが面白い派だ。
行き止まり。でも中の写真は撮れる。
中に入っちゃいけませんよ!
トンネルで引き返して駅へ戻る。
正直、そんなに期待していなかったがとても楽しい場所だった。
スタンダートに景色を楽しみつつ昔の形跡を探したり・・・。
撮った写真を現像するのも楽しい。
彩度を落とすのもいい雰囲気になるなー。
いっそのことアニメ調にしても不快感が全然無いのも凄い。
私が撮った写真とは思えないなー。たまにはいいね。ホント、写真好きにオススメの場所。秋に香嵐渓に行く際は是非お立ち寄りをしてくださいな。